ブログの説明

学校に通わないで学んだことを記しています。間違っているところが何かありましたらご指摘下さると幸いです。コメントに対する返信が遅れる可能性があります。その場合は申し訳ありません。

このブログではサイドバーに広告を表示しています。このブログ内の投稿記事を検索するには右上の拡大鏡のアイコンを、アーカイブやラベル付けから投稿記事を閲覧するには左上の三重線のアイコンをクリックして下さい。

数式の表示にはMathJaxを利用させていただいています。数式の表示のためにJavaScriptが有効である必要があります。そうでない場合、訳の分からないLatexのコードが表示されます。幾何学図形やチャートの表示にはHTML5 CanvasやGoogle Chartを使用しています。その表示のためにもJavaScriptが有効である必要があります。

LibreOfficeのWindows10へのインストール時エラーの対処法

LibreOfficeの現時点での最新版LibreOffice 7.0.1を公式サイトからダウンロードし、Windows 10へインストールする過程でエラーが生じ、インストールに失敗してしまった。

今回はこの問題への対処法を含めてLibreOfficeのダウンロードとWindows 10へのインストールの手順を記す。

公式サイトからLibreOfficeをダウンロード

  1. LibreOfficeの公式サイトへウェブ・ブラウザでアクセスし、上のほうのナビゲーション・メニューにある「ダウンロード」というメニュー中の「ダウンロード」を選ぶ。そうするとダウンロード・ページへと遷移する。
  2. ダウンロード・ページにはLibreOfficeの最新版とやや旧い安定板が表示されるので、いずれかを選ぶ。以降、最新版(現時点では7.0.1)を例に挙げる。
  3. インストール対象となるオペレーティングシステムの種類(ここではWindows 10)を選ぶ。Windowsの場合は32bitか64bitの選択肢があるので、使っているマシンとOSに合わせて適切なほうを選ぶ。以降、64bitを例に挙げる。
  4. 「ダウンロード」を押し、LibreOffice_バージョン番号_Win_x64.msiをローカル・ディスク上の任意のフォルダー(ディレクトリとも言う)に保存する。ここでは「ダウンロード」(downloads)というフォルダに保存したことにする。

    一方、ダウンロード・ページには「LibreOffice built-in help」の下に「(Torrent, 情報)」と書かれたハイパー・リンクが張られているはず。この「情報」のほうを開くと、そこにダウンロードしたファイルのハッシュ値が記されているはず。これを次に利用する。

  5. ダウンロードしたファイルのハッシュ値を調べて照合するためにPowerShellを起動する。
  6. ダウンロードしたファイルの保存先フォルダへとcdコマンドによって移動する。
    > cd downloads
  7. lsコマンドによってファイル一覧を表示させる。その一覧の中から、ダウンロードしておいたmsiファイル名全体をアクティブな状態にしてCtrl+cキーを押し、ファイル名をコピーする。
    > ls
  8. PowerShell上で次のように入力し、ダウンロードしたファイルのハッシュ値を計算する。
    > get-filehash LibreOffice_7.0.1_Win_x64.msi

    ファイル名を入力するためには、先ほどコピーしたファイル名をCtrl+vキーを押すことによって貼り付ければいい。そしてEnterキーを押すと計算が始まる。

  9. しばらくすると計算が終わってSHA256のハッシュ値が表示されるはずなので、その値をアクティブにしてCtrl+cキーによってコピーし、先ほど「情報」というハイパー・リンクから開いたウェブ・ページ上でウェブ・ブラウザの機能を利用して検索をかける。

    値が一致していればそれと同じハッシュ値が見つかるはず。一致していなければハッシュ値のアルゴリズムを間違えているか、ダウンロードしたファイルが破損している可能性がある。その場合、ダウンロードする手順からやり直す必要がある。

  10. exitと入力してEnterキーを押すことでPowerShellを閉じた後、ダウンロードしたファイルを保存してあるフォルダを今度はエクスプローラーによって開く。
  11. ダウンロードしたファイル(ここではLibreOffice_7.0.1_Win_x64.msi)上で右クリック・メニューを開き、「Windows Defenderでスキャンする...」を選んでマルウェアの検査を行う。
  12. マルウェアが発見されなければ、同じく右クリック・メニューから「インストール」を選ぶ。
  13. 後はインストールのウィザードに従えばいい。

エラーの回避方法

インストールの過程でエラーが生じてインストールが中断してしまうことがある。

エラーの内容は例えば「エラー310。ファイルpolicy.1.0.cli_cppuhelper.dllへの書き込みに失敗しました。このディレクトリへのアクセス権があることを確認してください。」や「エラー1935。アセンブリ'cli_cppuhelper,publickKeyToken="ce2cb7e279207b9e",version="1.0.23.0",culture="neutral",processorArchitecture="x86"'のインストール中にエラーが発生しました。」などといったもの。

以下ではこの問題の原因がWindows 10のセキュリティ機能にあるという前提のもとで、その対処法の一つを紹介する。

LibreOfficeのインストールを実行する前に次の処置をしておくことにより、インストール時のこうしたエラーを回避できる可能性がある。

  1. 「Windowsの設定」を起動する。
  2. 「更新とセキュリティ」を選ぶ。
  3. 「Windows セキュリティ」を選ぶ。
  4. 「ウイルスと脅威の防止」を選ぶ。
  5. 「ウイルスと脅威の防止の設定」を選ぶ。
  6. 「リアルタイム保護」をオフにする。
  7. 「クラウド提供の保護」をオフにする。

    「このアプリがデバイスに変更を加えることを許可しますか」と問われたら「はい」を選ぶこと。

  8. LibreOfficeのインストールが完了したら元に戻す。(これを忘れずに)

コメント

このブログの人気の投稿

Visual Studio 2019にはC++のためのフォームデザイナーがない件

10の補数と9の補数と2の補数と1の補数

LibreOffice 6 Calcでフォーム(ダイアログ)を作成してマクロで表示