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できる男は表計算ソフトでなくR言語を使う その1

Debian GNU/Linux 8でのR言語のインストールと起動・終了 とりあえず、r-baseというdebパッケージをインストールする。すると依存関係によっていくつかの基本的なパッケージがインストールされる。Ubuntuでもおそらく同じパッケージ名のはず。OpenSUSEではR-baseというパッケージ名であるようだ。FedoraやVineでは大文字のRというパッケージ名で、ArchlinuxやManjaroでは小文字のrというパッケージ名のようだ。 ちなみに、WindowsユーザーとMacユーザーは https://cran.r-project.org/mirrors.html からダウンロードすることができるようだ。お近くのミラーサーバを選び、Windowsユーザーは「Download R for Windows」というリンクをクリックしてbaseをダウンロードしてインストールし、Macユーザーは「Download R for (Mac) OS X」をクリックして適切なバージョンのpkgをダウンロードしてインストールすれば使えるようだ。 Debian GNU/Linux 8でのインストール。 $ sudo apt-get update $ sudo apt-get install r-base 適切に環境設定が行われていれば、コマンドライン上で大文字のRと入力してEnterキーを押せばRが起動する。 $ R バージョン番号やちょっとした説明とともに次のようなプロンプトが表示される。ここで使用するR言語のバージョンは3.1.1。 > Rを終了するにはq()と入力してEnterキーを押す。すると次のようなメッセージが出る。 > q() Save workspace image? [y/n/c]: ワークスペース・イメージを保存するか問われる。yなら保存して終了。nなら保存しないで終了。cなら終了しない。ワークスペース・イメージを保存すると、そのときに定義して値を代入した変数が次の起動時にもそのまま有効になっていて使える。 R言語の使い方あれこれ R言語では変数へ値を入れるための代入演算子が一般的なものとは少しちがっている。 > a1 <- 5 > 15 -> a2 > a1 + a2 [1] 20 <-または<

2進数とその各桁の重み

2進法(2進位取り記法) 次のように、例えば1と0という2つの記号だけで数を表現する方法(記数法)を 2進法(2進位取り記法) と呼ぶ。 0, 1, 10, 11, 100, 101, 110, 111, 1000, 1001, 1010, 1011, 1100, 1101, 1110, 1111, 10000, 10001, 10010, 10011, 10100, 10101, 10110, 10111, 11000, 11001, 11010, 11011, 11100, 11101, 11110, 11111, 100000, ...(,は区切りを、...は省略を意味する) このように2進法を用いて表した数を 2進数(binary number) と呼ぶ。10進法では1桁に0から9までの十の値を持つことができるが、2進法では1つの桁に0か1かの二つの値しか持つことができない。 10進法では、9の次が10、99の次が100、999の次が1000、9999の次が10000というふうにすべての桁が9の値で満たされるごとに桁数が増え、位が1桁上がってゆくが、2進法では、1の次が10、11の次が100、111の次が1000、1111の次が10000...というふうにすべての桁が1の値で満たされるごとに桁数が増え、位が1桁上がってゆく。このようにして桁数を増やしてゆく表記方法を 位取り記数法 と呼ぶ。 10進法の場合: \[ \begin{eqnarray} &&9 \\ +&&1 \\ \hline &1&0 \end{eqnarray} \] 2進法の場合: \[ \begin{eqnarray} &&1 \\ +&&1 \\ \hline &1&0 \end{eqnarray} \] n進数のnとは、その数の1桁(1つの位)が持つことができる値とその値を表す記号の数を意味しており、これを 基数 と呼ぶ。数学では 底 とも言う。10進数では10、2進数では2が、それぞれその基数(または底)である。 2進数が10進数ではどの数に対応しているか、つまり2進数の数が10進数ではどの数と等しい関係にあるかを表にしてみた。 2進数と10進数の対応関係 2

10進数とその各桁の重み

10進法 0, 1, 2, 3, 4, 5, 6, 7, 8, 9, 10, 11, 12, 13, 14, 15, 16, 17, 18, 19, 20, 21, 22,...99, 100, 101, 102,...109, 110, 111, 112,...129, 120, 121,...199, 200, 201, 201,...299, 300, 301,...999,...1000, 1001,...(,は区切りを、...は省略を意味する) このように数える方法を 10進法 と呼び、10進法によって表した数を 10進数(decimal number) と呼ぶ。10進法では0から9まで10個の数に対応する記号(この場合はアラビア数字)を使って表す。0から始まり9まで達すると 位取り記数法 によって桁を1つ増やして10と記し、各桁(位)の数が9に達するごとに桁数を順次増やすことで無限に数えてゆくことができる仕組みになっている。 10進数におけるそれぞれの桁(位)の重み 例えば10進数の238は次のような式へと分解して表すことができる。 \[ \begin{align} 238 &= 200 + 30 + 8 \\ &= 2 \times 100 + 3 \times 10 + 8 \times 1 \\ &= 2 \times 10^2 + 3 \times 10^1 + 8 \times 10^0 \end{align} \] 238という数の2は100の位にあるので\( 2 \times 100 = 200 \)を表し、3は10の位にあるので\( 3 \times 10 = 30 \)を表し、8は1の位にあるので\( 8 \times 1 = 8 \)を表している。これらの位を表す数、100、10、1、\( 10^2 \)、\( 10^1 \)、\( 10^0 \)は、数学では 桁値 (place value) と呼ばれたりするが、計算機科学では 桁の重み と呼ばれている。 次の表には10進法の数が各桁において持つ 重み を表してある。 10進数の各桁(位)の重み 各桁 9 9 9 9 9 9 重み \( 10^5 \) \( 10^4 \)