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学校に通わないで学んだことを記しています。間違っているところが何かありましたらご指摘下さると幸いです。コメントに対する返信が遅れる可能性があります。その場合は申し訳ありません。

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数式の表示にはMathJaxを利用させていただいています。数式の表示のためにJavaScriptが有効である必要があります。そうでない場合、訳の分からないLatexのコードが表示されます。幾何学図形やチャートの表示にはHTML5 CanvasやGoogle Chartを使用しています。その表示のためにもJavaScriptが有効である必要があります。

できる男は表計算ソフトでなくR言語を使う その1

Debian GNU/Linux 8でのR言語のインストールと起動・終了 とりあえず、r-baseというdebパッケージをインストールする。すると依存関係によっていくつかの基本的なパッケージがインストールされる。Ubuntuでもおそらく同じパッケージ名のはず。OpenSUSEではR-baseというパッケージ名であるようだ。FedoraやVineでは大文字のRというパッケージ名で、ArchlinuxやManjaroでは小文字のrというパッケージ名のようだ。 ちなみに、WindowsユーザーとMacユーザーは https://cran.r-project.org/mirrors.html からダウンロードすることができるようだ。お近くのミラーサーバを選び、Windowsユーザーは「Download R for Windows」というリンクをクリックしてbaseをダウンロードしてインストールし、Macユーザーは「Download R for (Mac) OS X」をクリックして適切なバージョンのpkgをダウンロードしてインストールすれば使えるようだ。 Debian GNU/Linux 8でのインストール。 $ sudo apt-get update $ sudo apt-get install r-base 適切に環境設定が行われていれば、コマンドライン上で大文字のRと入力してEnterキーを押せばRが起動する。 $ R バージョン番号やちょっとした説明とともに次のようなプロンプトが表示される。ここで使用するR言語のバージョンは3.1.1。 > Rを終了するにはq()と入力してEnterキーを押す。すると次のようなメッセージが出る。 > q() Save workspace image? [y/n/c]: ワークスペース・イメージを保存するか問われる。yなら保存して終了。nなら保存しないで終了。cなら終了しない。ワークスペース・イメージを保存すると、そのときに定義して値を代入した変数が次の起動時にもそのまま有効になっていて使える。 R言語の使い方あれこれ R言語では変数へ値を入れるための代入演算子が一般的なものとは少しちがっている。 > a1 <- 5 > 15 -> a2 > a1 + a2 [1] 20 <-または<

2進数とその各桁の重み

2進法(2進位取り記法) 次のように、例えば1と0という2つの記号だけで数を表現する方法(記数法)を 2進法(2進位取り記法) と呼ぶ。 0, 1, 10, 11, 100, 101, 110, 111, 1000, 1001, 1010, 1011, 1100, 1101, 1110, 1111, 10000, 10001, 10010, 10011, 10100, 10101, 10110, 10111, 11000, 11001, 11010, 11011, 11100, 11101, 11110, 11111, 100000, ...(,は区切りを、...は省略を意味する) このように2進法を用いて表した数を 2進数(binary number) と呼ぶ。10進法では1桁に0から9までの十の値を持つことができるが、2進法では1つの桁に0か1かの二つの値しか持つことができない。 10進法では、9の次が10、99の次が100、999の次が1000、9999の次が10000というふうにすべての桁が9の値で満たされるごとに桁数が増え、位が1桁上がってゆくが、2進法では、1の次が10、11の次が100、111の次が1000、1111の次が10000...というふうにすべての桁が1の値で満たされるごとに桁数が増え、位が1桁上がってゆく。このようにして桁数を増やしてゆく表記方法を 位取り記数法 と呼ぶ。 10進法の場合: \[ \begin{eqnarray} &&9 \\ +&&1 \\ \hline &1&0 \end{eqnarray} \] 2進法の場合: \[ \begin{eqnarray} &&1 \\ +&&1 \\ \hline &1&0 \end{eqnarray} \] n進数のnとは、その数の1桁(1つの位)が持つことができる値とその値を表す記号の数を意味しており、これを 基数 と呼ぶ。数学では 底 とも言う。10進数では10、2進数では2が、それぞれその基数(または底)である。 2進数が10進数ではどの数に対応しているか、つまり2進数の数が10進数ではどの数と等しい関係にあるかを表にしてみた。 2進数と10進数の対応関係 2

10進数とその各桁の重み

10進法 0, 1, 2, 3, 4, 5, 6, 7, 8, 9, 10, 11, 12, 13, 14, 15, 16, 17, 18, 19, 20, 21, 22,...99, 100, 101, 102,...109, 110, 111, 112,...129, 120, 121,...199, 200, 201, 201,...299, 300, 301,...999,...1000, 1001,...(,は区切りを、...は省略を意味する) このように数える方法を 10進法 と呼び、10進法によって表した数を 10進数(decimal number) と呼ぶ。10進法では0から9まで10個の数に対応する記号(この場合はアラビア数字)を使って表す。0から始まり9まで達すると 位取り記数法 によって桁を1つ増やして10と記し、各桁(位)の数が9に達するごとに桁数を順次増やすことで無限に数えてゆくことができる仕組みになっている。 10進数におけるそれぞれの桁(位)の重み 例えば10進数の238は次のような式へと分解して表すことができる。 \[ \begin{align} 238 &= 200 + 30 + 8 \\ &= 2 \times 100 + 3 \times 10 + 8 \times 1 \\ &= 2 \times 10^2 + 3 \times 10^1 + 8 \times 10^0 \end{align} \] 238という数の2は100の位にあるので\( 2 \times 100 = 200 \)を表し、3は10の位にあるので\( 3 \times 10 = 30 \)を表し、8は1の位にあるので\( 8 \times 1 = 8 \)を表している。これらの位を表す数、100、10、1、\( 10^2 \)、\( 10^1 \)、\( 10^0 \)は、数学では 桁値 (place value) と呼ばれたりするが、計算機科学では 桁の重み と呼ばれている。 次の表には10進法の数が各桁において持つ 重み を表してある。 10進数の各桁(位)の重み 各桁 9 9 9 9 9 9 重み \( 10^5 \) \( 10^4 \)

HTML5のCanvas 2Dを利用して線矩形と塗りつぶし矩形を描く

HTML(ハイパー・テキスト・マークアップ言語)の最新の仕様である HTML5 にはCanvasという要素がある。この要素を利用すると、画像ファイルやFlash playerやJavaアプレットなどに頼らず、HTMLとCSSとJavaScriptだけで図形やアニメーションをウェブ・ページ上に描画することができるらしい。 必要なものはHTML5とCSSとJavaScriptに対応しているウェブ・ブラウザである。世界的に普及している主要なウェブ・ブラウザ(Google Chrome, Firefox, Opera, Safariなど)の最新版をインストールしていれば、基本的なことはできるようだ。 下準備 最初に、Canvas要素を埋め込んだHTML文書(.htmlという拡張子を持つテキストファイル)を作成した。HTMLはHTML5の仕様に則って記述したつもり。そのファイルの内容は次のとおり。 <!DOCTYPE html> <html> <head> <meta charset="UTF-8"> <title>Canvasを学ぶ</title> </head> <body> <canvas id="canvas_rectangle" width="250" height="250"> あなたのブラウザはCanvas要素に対応していません。 </canvas> <script type="text/javascript" src="canvas_rectangle.js"></script> </body> </html> canvas要素のid属性で指定した名前はJavaScriptのソースコードから参照するために使われるもの。canvas要素のwidthとheightでCanvasの描画範囲の大きさを指定した。widthが幅でheightが高さ。script要素を記述し、そのsrc属性にJavaScriptのソースファイル名を指定した。このファイルにJavaScriptでコードを記述し

セルのコメントの枠や位置を変更する LibreOffice Calc編

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LibreOffice 4.3.3.2のCalcを使用した。Apache OpenOfficeやNeoOfficeにも適用できるかもしれない。 セルのコメントの枠の大きさを変える コメントが挿入されているセルを選択する。 そのままマウスで右クリックし、メニューを表示する。 そのメニューの中から「コメントを表示」を選ぶ。 その結果、コメントが固定的に表示される。 その状態のままコメントの上で左クリックする。 そうするとコメント枠がアクティブになる。 コメント枠の角にマウスポインタを合わせて大きさを調節する。 再び右メニューを表示して「コメントの非表示」を選ぶ。 セルのコメントの表示位置を変える コメントが挿入されているセルを選択する。 そのままマウスで右クリックし、メニューを表示する。 そのメニューの中から「コメントを表示」を選ぶ。 その結果、コメントが固定的に表示される。 その状態のままコメントの上で左クリックする。 そうするとコメント枠がアクティブになる。 右クリックしたままの状態でマウスを移動させる。 そうするとコメントの位置も同時に移動するので位置を決める。 再び右メニューを表示して「コメントの非表示」を選ぶ。

セルにコメント挿入・削除 LibreOffice Calc編

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LibreOffice 4.3.3.2のCalcを使用した。Apache OpenOfficeやNeoOfficeにも適用できるかもしれない。 セルにコメントを挿入する コメントを追加したいセルをマウスポインタでクリックして選択する。 そのままマウスの右クリックでメニューを表示し、「コメントを挿入」を選ぶ。 黄色い小さなエディタ窓が開くので、そこにコメントを入力する。 そのセルの右上の端に赤い印がつく。 そのセルにマウスポインタを合わせると、挿入したコメントが表示される。 セルに挿入してあるコメントを削除する 削除したいコメントが挿入されているセルにマウスポインタを合わせる。 そのままマウスの右クリックでメニューを表示し、「コメンを削除」を選ぶ。 コメントは削除され、セルの右上の端にある赤い目印も消える。

連続する日付を列や行に一括で入力する LibreOffice Calc編

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LibreOffice 4.3.3.2のCalcを使用した。Apache OpenOfficeやNeoOfficeにも適用できるかもしれない。 2017-2-25や2017/2/25や2017年2月25日のような書式で最初の日付をセルに入力する。 上記のような書式で入力するとLibreOfficeが自動的に日付と認識して通常は2017-02-25と変換される。 入力したセルの右下端の■にマウスポインタを合わせ、日付を連続で入力したい方向へドラッグする。 そうすると下のように日付が連続して自動的に入力された状態になる。 日付の表示形式を変える 変更したい日付が入力されてあるセルの範囲を選択する。 マウスを右クリックして現れたメニューで「セルの書式設定」を選ぶ。 そうすると書式設定のダイアログが開く。 「数値」のタグと「カテゴリー:日付」が選択されていることを確認する。 他の言語の日付を選ぶ場合は「言語」の項目で他の言語を選ぶ。 日付の「形式」一覧の中から選んでOKを押す。 列の幅を超えると文字列が###と表示されてしまう。 列の最上列のA,B,C,...と表示されているところの境界にマウスポインタを合わせて幅を拡大する。